
整形外科
Orthopedics
症状と疾患

けが(外傷)

けが、つまり外傷とは、身体に外力が加わることで組織が損傷してしまう状態を指します。日常生活での転倒やスポーツ中の衝突など、さまざまな原因で起こります。
こんな症状はありませんか?
- 痛み
- 軽度の痛みから激しい痛みまで、その程度は様々です。痛みを感じる部位や状況によって、考えられる原因が異なってきます
- 腫れ
- ケガをした部位が腫れるのは、組織が損傷し、炎症が起こっているサインです。腫れの程度や広がり方によって、損傷の程度を推測することができます
- 熱感
- 腫れと同様に、炎症反応によるものです。触ると熱く感じることがあります
- 出血
- 切れ傷や擦り傷など、皮膚が損傷すると出血します。出血量や止血のしやすさによって、損傷の程度を判断できます
- 機能障害
- 関節が動かない、力が入りづらいなど、ケガによって体の機能が損なわれることがあります
代表的な疾患
捻挫
捻挫は、関節を構成する靭帯が伸ばされたり、切れたりすることで起こる傷害です。スポーツや転倒などで足首をひねった際に多く見られます。
骨折
骨折は、骨が完全にまたは部分的に折れてしまうことです。強い衝撃や外力が加わった際に起こります。
打撲
打撲は、鈍いものでぶつけられたり、物が当たったりして、体の表面や内部の組織が損傷することです。
リウマチ

リウマチは、一般的に関節の痛みやこわばりを伴う病気の総称として使われますが、医学的には関節リウマチを指すことが多いです。
こんな症状はありませんか?
- 関節の痛み
- 特に朝起きた時や長時間の安静後に、関節がこわばって動きにくい状態になります
- 関節の腫れ
- 関節が赤く腫れ上がり、熱を持つことがあります
- 関節の変形
- 長期にわたって炎症が続くと、関節が変形することがあります
- 関節の破壊
- 関節軟骨や骨が破壊され、関節の機能が低下します
代表的な疾患
関節リウマチ
関節リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こす病気です。

年配の女性の手の関節リウマチ
リウマチ性多発筋痛症
リウマチ性多発筋痛症は、肩や首などの大きな関節を中心に痛みやこわばりを感じる病気です。
骨粗鬆症

骨粗鬆症は、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。骨の密度が低下したり、骨の質が悪くなったりすることで、ちょっとした衝撃でも骨折してしまうことがあります。
こんな症状ありませんか?
- 背中が丸くなる、身長が縮む、腰痛などの症状が現れることがあります(脊椎の圧迫骨折)
- 高齢者の死亡原因の一つとなる重篤な骨折です。転倒などがきっかけで起こりやすく、手術が必要になる場合もあります(大腿骨頸部骨折)
- 手首の骨折で、転倒などがきっかけで起こりやすいです(橈骨(とうこつ)遠位端骨折)
代表的な疾患
閉経後骨粗鬆症
女性ホルモンの減少が原因で起こる最も一般的なタイプです。
副甲状腺機能亢進症
副甲状腺ホルモンの過剰分泌により、骨からカルシウムが溶け出し、骨がもろくなります。
ステロイド性骨粗鬆症
ステロイド剤の長期服用が原因で起こります。
フットケア
創傷ケア・足潰瘍治療
糖尿病患者さんや透析患者さんにおける下肢切断は、ほとんどの場合、足の傷(足潰瘍)が治癒せず悪化した場合に行われます。足の変形や動脈硬化による下肢血流の低下、糖尿病神経障害などの影響で、足の傷はなかなか治らないことが多く、治療には、様々な診療科(循環器内科、心臓血管外科、糖尿病内科、形成外科、整形外科など)の医師、看護師、理学療法士、義肢装具士などの多職種による「チーム医療」が必要です。カテーテル治療など血行再建術や高度な外科的処置が必要な場合、入院加療が必要な場合は、適切な専門の医療機関を紹介させていただきます。

水虫
水虫とは、白癬菌という真菌(カビ)によっておきる感染症で、足水虫は「足白癬」、爪水虫は「爪白癬」と呼ばれます。白癬菌が皮膚に付着することで感染しますが、スリッパやお風呂の足拭きマットの共有など、家族からの感染が一番多いです。特に糖尿病患者さんは、高血糖による易感染性から足白癬になりやすいだけでなく、慢性化や重症化しやすいことがわかっています。足白癬は細菌侵入の経路となり、足潰瘍の原因となるため早期治療が必要です。視診のみで診断することは難しく、皮膚や爪を採取して、顕微鏡や培養検査にて白癬菌を確認することが診断には必要です。水虫によく似た皮膚病も多く存在するため診断がついてから、塗り薬や飲み薬を開始することが重要です。
